魂に刻みたいもの【東京のヒプノセラピーサロンCOUCHE JOURNEY】 | ヒプノセラピーに基づく人生観をお客様への温かな想いを込めて東京都から発信します

今日は“執着”と“魂に刻みたいもの”について、ゆるりとお話ししていこうと思います。

この世界にいる私たちは、皆多かれ少なかれ恐れを持っています。
恐れはエゴによるもので、エゴは執着が得意です。

執着は私たちの心から自由を奪ってしまうため、過度であればあるほど苦しい想いをするもの。
そんな執着は、苦しいと感じた時手放していきたいですね。

以前こんな話を目にしました。

お金への執着が強く、長年お金を稼ぐことに精を出し財産もたっぷり貯め込んだ男がいました。
男は歳を取りはある時倒れ、余命少ないことを知り妻に言いました。
『私が死んだら、財産の半分はお前にやるから、あと半分は棺の中に入れると約束してくれ。半分は私のものだ』
男のお金への執着が強いことを知っていた妻は、わかったと言いました。
男は死の間際まで『絶対に約束を守るように』妻に何度も念を押しました。
そして男は息を引き取り、妻は男との約束通り、棺に財産の半分の金額を書いた小切手を入れました。
そして財産は妻が生きている間に全て使いました。

棺に入れてあの世にまでお金を持っていこうという男の強い執着の滑稽さや、妻のユーモアと賢さのある対応に色々考えさせられながらも、なんだかフフッとなるお話です。

お金に限らずあの世に持っていけないものは沢山あります。
知識や思い出は、魂に刻まれ前世からも持ち越せますから今世のものも来世に持っていくことができます。

そう考えると、肉体あるうちに大切にしたいものもさらによく見えてくる気がします。
魂に刻みたいものを時々考えてみるのも良いかもしれませんね！